キャンプ 指導実績

経歴

早大では、体育局ワンダーフォーゲル部で何故か主将でした。

ワンダーフォーゲルと宝生流の謡の稽古を徹底して活動したので、卒業するのに、7年半かかりました。
その後、社会人で二つ大学院に行きました。14年半大学生をやりました。・・閑話休題。

参考:実践報告作文指導実績
□里山子どもキャンプ指導実績

NPOさんさんくらぶ
http://www.sansanclub.jp/school/
◎地域研究:里山キャンプを考える
◎野外で『うまい飯を炊く』調理法の検討
ー飯盒炊飯を負の歴史から考えるー
地域研究:里山キャンプを考える
https://camping.or.jp/archive_and_download/data/13752.html
◎キャンパス近くの自然を活かした活動及び重層的な指導システム
https://camping.or.jp/archive_and_download/data/14045.html
◎コンピテンシーとキャンプ
-デイキャンプを通してコンピテンシーは育成できるか-
https://camping.or.jp/archive_and_download/data/20552.html

□《冒険キャンプについて》

◎活動の質を高めるチャレンジとリラックスの落差の追求
-日常生活に「持ち帰り・般化・敷衍・思い出し」可能なキャンプでの身体感覚・技法-
日本キャンプ協会キャンプミーティング
http://www.camping.or.jp/Camp%20Meeting%20schedule.pdf

◎野外活動における冒険プログラムの役割
小泉紀雄, 倉品康夫
日本体育学会第48回大会1997
https://doi.org/10.20693/jspeconf.48.0_504

□《大学里山キャンプ指導実績》

◎大学キャンプ実習シラバス
https://www.e-campus.gr.jp/syllabus/2017/liberal/syllabus/SY_7345.htm

《シラバス補遺》
https://outdoor-leisureability.localinfo.jp/pages/3797160/STATIC

□《キャンプ場スタッフ講習会講師》

◯四国キャンプ場巡り
http://15thcampacademy.web.fc2.com/index.html

□《大学キャンプ実践・キャンプと読書》

◎『野外活動百冊の本』著者:倉品康夫
野外活動を楽しむ<特集>1994-05
https://iss.ndl.go.jp/sp/show/R000000004-I3559756-00/
◎「読書」による観想的キャンプ生活
―中村春二口訳「方丈記」の野外教育的価値に注目して―
倉品康夫(早稲田大学講師・非常勤)
日本体育学会東京支部200088大会
生涯スポーツとして多様な自然を楽しむ 5泊 6 日の大学野外活動実技プログラム(自転車,山野活動,ラフト,スノーケリング,遠泳及びキャンプ等)へのチャレンジを通じ,自己実現,体験の日常への敷衍,生涯スポーツへの動機付けを行った.その際,質の高い文化的野外生活を目指し,ファミリーキャンプのテーブル椅子等を活用し,「読書」を楽しみ,観想的野外生活の中で,自らの実存を再認識する至福体験を味わうことをサブテーマとした.読書指導を事前授業で行い,雨天プログラムとして中村春二(成蹊学園創設者)が野外教育用にテキスト化した口訳『方丈記』,1923 を使い,自然人的長明の生き方への共感(夜の過ごし方,山中の景趣,我身を奴婢とする, 手の奴,足の乗物等)をテーマにミニ読書会を行った.その結果,多くのレポートにおいて自然の中での読書による変容について言及され,プログラム目的の一部達成が確認された.
謝辞:本実技はロゴスコーポレーション社及びスノーピーク社寄付によるテントを使用した.

□《キャンプ用具論についての提案》

日本スポーツ産業学会2007年発表
「キャンプ用具・用品を活用した大学体育実技の実践報告-野外生活の質向上及び生涯スポーツ実践に貢献する成熟したキャンプ用具・用品-」.


□《キャンプと防災についての提案》

◎災害も乗り越える持続的な社会を実現する生涯スポーツとしての自助的キャンプのあり方 , 日本スポーツ産業学会第 16回大会発表,2011.
◎防災訓練とキャンプの接合・補完性の原理を考える , 野外教育学会実践報告,2011.

防災と国防
【寺田寅彦曰く防災は国防である】
政党からの立候補者は国策レベルの事まで論じて偉いなあ~と思います。しかし、ここで、地方自治体レベルの国防的防災について寺田寅彦の慧眼に依って考えます。
寺田寅彦とは「天災は忘れた頃にやってくる」と云う警句を作った東大の物理学者で、夏目漱石の弟子です。『吾輩は猫である』における「当代の変人、太平の逸民」の物理学者「水島寒月」のモデルです。
その寺田寅彦の『科学的文明国民の合理的愛国心の発露』1934(昭和9)の提案について考えます。
以下に本文引用
▼国家の安全を脅かす敵国に対する国防策は政府当局の間で熱心に研究されている。ほとんど同じように一国の運命に影響する可能性の豊富な大天災に対する国防策は政府のどこでだれが研究し、いかなる施設を準備しているかはなはだ心もとないありさまである。
《くらしな注:》現在は多少は防災は検討されています。

【寺田の勧め:災害対応の常備軍】
▼日本のような特殊な天然の敵を四面に控えた国では、陸軍海軍のほかにもう一つ科学的国防の常備軍を設け、日常の研究と訓練によって非常時に備えるのが当然ではないかと思われる。
▼陸海軍の防備がいかに充分であっても肝心な戦争の最中に安政程度の大地震や今回の台風あるいはそれ以上のものが軍事に関する首脳の設備に大損害を与えたらいったいどういうことになるであろうか。そういうことはそうめったにないと言って安心していてもよいものか。
▼人類が進歩するに従って愛国心も大和魂もやはり進化すべきではないか。

【寺田が予言している今の日本の実情】
▼砲煙弾雨の中に身命を賭として敵の陣営に突撃するのもたしかに貴い大和魂であるが、○国や△国よりも強い天然の強敵に対して平生から国民一致協力して適当な科学的対策を講ずるのもまた現代にふさわしい大和魂の進化として期待するべき事と思われる。
▼天災の起こった時に始めて大急ぎでそうした愛国心を発揮するのは昆虫や鳥獣で、科学的文明国民の愛国心の発露にはもう少しちがった、もう少し合理的な様式があってしかるべきではないかと思う』(1914年11月、経済往来)「寺田寅彦随筆集,第五巻」岩波書店.

さて、寺田寅彦の「科学的文明国民の合理的愛国心の発露」の提案と先の大戦の教訓からは『国土保全が最高の国防』と云う信念が導き出されます。
災害に備える防災庁の創設。実際に復旧·復興に取り組んだ民間組織NPOなどの方々も雇用し、そのノウハウを蓄積して、有事に備える必要があります。手遅れにならない先に災害時、実態に合った最大限の取り組みを、国として行える組織作りをスタートする必要があります。
また、最高の防災意識醸成教育は
対防災実践はキャンプ及び野外活動だと考えます。
台湾で地震があった際に被災地方ではテントを即、設営して、寝袋も家庭にあり、あまり騒がず、粛々と対処して理想的自助行動が実践されたと云います。
さすがボーイスカウトが盛んで如何なる災難にも「備えよ常に」が国是みたいな国です。
また、LA大地震の被災者は赤十字が用意した23カ所の避難場所や公園、道路などに避難し、テントやキャンピングカー、マイカーなどで自助的に生活しました。
彼らはキャンプ用品をフルに活用して自炊しました。例えばバーベキューセットはスチールの箱にセットされ車に積み込まれていて、テーブルから燃料まで入っています。キャンプ用品は即ち防災用品なのです。日本ではカートに積んで移動でしょうか。
体育館で避難生活すると云う発想は無いようです。
区役所でも、被災者を全て体育館等に避難させて管理する事は不可能と考えています。
やはり、自助努力として、キャンプ体験は必要かもしれません。別に、災害時の為にキャンプをするのではありません。キャンプを楽しむ事が、災害時に効果を発揮します。

つまり、災害で自助的に行動するには、普段のBBQやキャンプの手際が問われるようです。災害の時の実践力とは訓練ではなく、自発的な楽しみのキャンプや野外活動として培われる自発力、更に水害では、普段の水辺の野外活動体験、川に落ちてみた!が重要です。
PFD(浮具)とヘルメットはハザードマップ水害想定地域住民に配布する必要があるかもしれません。

寺田の箴言は次のように変格していきます。
「天災は忘れた頃にやってくる」から派生し、「忘れる間もなくやってくる」、「忘れる前にやって来る」


□《ファミリーキャンプ指導実績》
□〜いざという時に役立つ〜

サバイバルファミリーキャンプ入門教室
読売新聞よみうりカルチャー2012年秋
倉品康夫 早稲田大学講師
水餃子、ピザを11.3の震災で役立った薪ストーブを使用してデイキャンプの楽しみや共同作業を体験.中小学生・お子様の対象
※赤羽岩淵関緑地 : 会場

□《生涯スポーツ》

◎大学ワンダーフォーゲル部体験がその後のレジャー享受能力に及ぼす影響,1998,筑波大学.
◎スポーツメディアリテラシー
「遠くなるスポーツ実践」スポーツメディアのイデオロギーを批判し,その枠から飛び出すことを選び取る生き方を考えさせる教授法の検討,第 1 回大学体育研究フォーラム,2013.

□《スポーツビジネス》

「スポーツビジネス概論」2012,叢文社,分担執筆.
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E6%A6%82%E8%AB%96-%E9%BB%92%E7%94%B0-%E6%AC%A1%E9%83%8E/dp/4794706898

□《沖縄観光について》

◎沖縄東北部の民宿等による交流を重視した宿泊形態ー人と人と自然の交流ー
◎琉球新報12月22日2019年オピニオン
『沖縄里山ツーリズム提案』

 

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